鯛焼ぷろじぇくと。Official Website ビジュアルノベルゲームの制作は、ストーリーの構築からグラフィック、プログラミング、音楽など、多岐にわたる工程が必要です。
個人でこれらの工程を一手に引き受ける場合、様々な問題が発生することがあります。
今回はこれについて考えます。
マルチタスクの誘惑とその落とし穴
個人での制作では、多くのタスクを同時にこなす必要があります。
しかし、マルチタスクは必ずしも効率が良いとは言えません。
品質への影響
一つ一つのタスクに集中できないため、各工程の品質が下がる可能性があります。
注意と集中の散漫が、エラーの増加や効率の低下を招くことがあるでしょう。
本来は複数の人が並行して行い、相互に進捗を確認しながら行う作業を一人で行う。
もちろん一人でやることのメリットもあるのですが、マネジメントに注意が必要です。
マルチタスクと脳への影響
- 注意と集中の散漫: 複数のタスクを同時に処理しようとすると、注意が散漫になり、各タスクへの集中が乱れます。
- 認知的負荷の増加: タスク間での切り替えにはエネルギーが必要で、これが繰り返されると、脳の疲労とストレスが増加します。
- 精神的ストレス: 複数のタスクを同時に管理しようとするプレッシャーは、不安や焦りを生み出し、ストレスとなります。
これは結構影響が大きいと個人的に感じています。
しかも、マルチタスクが常習化すると惰性でそれを続けてしまいます。
マルチタスクで何かを行うことが、日常生活の全てで行われてしまう可能性が出てきてしまいます。
すると、なぜか分からないけど疲れやすいなどという状況になってしまうのです。
精神的負担と作業の停滞
多くを自分でやらなくてはならないというプレッシャーは、精神的な負担となります。この負担が大きくなると、作業の停滞やモチベーションの低下を引き起こすことがあります。
問題点への対策
タスクの分割と優先順位の設定
タスクを小さく分割し、優先順位をつけて一つずつ完了させる方法です。
これにより、焦りを減らし、各工程に集中することができます。
空き時間を有効に使うことと、マルチタスクは異なります。
効率を重視するのであれば、無駄になっている時間を減らすことに注視した方が良いでしょう。
お金はかかりますが、便利なツールを購入するのも一つの手です。
休息の取り入れ
脳の疲労を防ぐために、定期的な休息を取り入れることが重要です。
短い休憩を取るだけでも、思考をリフレッシュし、効率的な作業が可能になります。
少し休憩するだけでも、思考が変わることがあります。
肉体と思考は案外リンクしているので、思考が上手く働かないときは肉体的な疲労を疑ってみましょう。
サポートの活用
可能であれば、専門的な部分は外部のサポートを活用することも一つの方法です。例えば、音楽制作を外注することで、自分の得意な部分に集中できるでしょう。
僕は個人で全てを行うことを楽しんでいるので、外注はしませんが、ツールには頼っています。
自分が作りたいものと必要な技術、時間、目的などを考慮し、サポートする何かを活用するのは選択肢としてありだと思います。
まとめ
個人でのビジュアルノベルゲーム制作は、多岐にわたるタスクと精神的負担が伴います。
マルチタスクの誘惑には注意し、計画的なタスク管理と休息、必要に応じたサポートの活用などにより、効率的かつ高品質な制作が可能です。
個人制作の魅力を最大限に活かしながら、健康的な制作ライフを送るための工夫が求められます。