これからかわいいイラスト論を語っていこうと思うのですが、まずはざっくりとした話から始めたいと思いますよ。
僕はかわいいイラスト好きだし、かわいいイラストを描きたい。
そうやって、創作のベースにかわいいを持つことで創作の糧としているのです。
しかしながら、かわいいイラストってなんだろうって問題は、とても難しく、そしてあり意味簡単でもあると思うのですよ。
つまり、答えがないってことですね。
それでも、僕なりに目指すポイントがあって、方向性があるので、それを語っていこうかなって思うわけなのです。
「焼魚あまね」の見る「かわいい」の世界
まず大前提として。
「かわいい」は個々の主観に大きく左右される概念。
誰かに決められるものではなく、自分が「かわいい」と感じたのであれば、それは紛れもなく「かわいい」なのですよ。
そういうわけなので「かわいい」と感じる要素は、その人の経験、感性、文化背景などに大きく影響を受ける。
だから、こう見て欲しいという願望は持っても良いけど強制は出来ないから、デザインする上でもコントロール出来ない範囲だと理解した方が良いのかなって思うよ。
そして僕、「焼魚あまね」が思う「かわいいイラスト」もまた、自分自身の主観に基づいているんだ。
「焼魚あまね」の考える「かわいい」イラストとは?
僕がイラストで「かわいい」を感じるのは主に、「デフォルメ化」されたデザインが多いかな?
いわゆる萌え系? になるんだろうか?
正直、昨今はこの「萌え」というものも多様化し、または衰退し、曖昧なものになっているんじゃないかなって思う。
だから強いて言うなれば、2000年代を代表するような萌え系デザインが好みって感じ。
でも、あまりにもデフォルメ化されすぎたデザインは好みから少し外れてしまうので、今風なデザインと当時のデザインの中間くらいのデザインが好きなのかもね。
明瞭な線でデフォルメ化されたキャラクターの良さ、それから今風の少し凝ったデザインとシンプルさの融合した感じ、そういうのが求めている「かわいい」なんだと思うのです。
デフォルメ化が生み出す「かわいい」
デフォルメ化されたイラストの魅力、それは複雑なディテールをあえて排除し、見た瞬間に伝えたい部分を提示出来るところかな。
僕の場合は「かわいい」ってすぐに分かるイラストってこと。
そうすることで観る人がそのキャラクターの本質に集中できるようになるわけだ。
でもそれだけじゃなくて、ベースを抽象化することで、見せたい部分の密度とのギャップを発生させられるっていうのもポイントだよね。
キャラクターならその装飾とか仕草とか、見せたい部分に力を入れることで、より自分の感性に近い見方をしてもらえる。
つまり、デフォルメ化がキャラクターの感情や個性を明確に伝える基盤となるわけなんですよ。
デザインと可愛さの関係性
どんなデザインでも「かわいい」を見出すことは可能!
しかし、創作者として一定の支持が得られる「かわいさ」はある程度限定されると思う。
例えば、ちょっと可哀想なことになってるキャラクターがかわいいと思う人はそこそこいるかもしれないけど、かなり悲惨な目に遭ってるキャラクターが好きな人は少数だと思うのです。
自分が満足するだけなら問題ないですが、他者に何かを届けるスタンスであれば、その辺りも考慮する必要がありますよね。
これは線引きが難しいところだけど、まあ単純に世の中で支持されている作品とかをピックアップし、その範疇なのか、それとも少し離れたものなのかを考えたら良いかな?
この辺りは、個性・独自性を出そうとすればするほど、流行から外れやすくなるというジレンマもあるから、難しいね。
「かわいい」の象徴:赤ちゃん
赤ちゃんは「かわいい」の象徴と言っても過言ではないよね。
その可愛らしい表情や無邪気な仕草は、多くの人々を引きつける
それは育てなきゃいけないし、守らなきゃいけないし、本能的にそう理解しやすいようになっているのかも。
だからこそ、引きつけられやすいデザインとしてロリやショタ的なデザインが「かわいい」という印象を受け取られやすいのかなって思う。
少なくとも僕はね。
そういう理由から、ちょっと幼い感じのキャラクターを好んで描いたり見たりするよ。
ただ、これも複雑なところで、格好いいキャラクターがいたり、渋いキャラクターがいる中でそういう幼いデザインがあるからこそかわいいと思えるのかなって考えているよ。
まとめ
この記事では、「焼魚あまね」が考える「かわいい」について語ってみたよ。
「かわいい」は個々の主観により変わるもので、自分が描く「かわいい」は抽象的なデザインやデフォルメ化をベースにしています。
一方で、「かわいい」を感じる要素は、人々の経験、感性、文化背景に大きく影響を受けるため、一定の「かわいさ」を提供することで他者に何かを届けることも重要。さらに、「かわいい」の象徴として赤ちゃんやロリ、ショタ的なデザインを挙げ、これらが「かわいい」という印象を受け取られやすい理由を示してみたよ。
この記事を通じて、それぞれの人が持つ「かわいい」の解釈が無限に広がっていることを理解し、あなた自身の「かわいい」について考えてみてください。
さあ、一緒に「かわいい」の世界を探求しよう~!!