どうも焼魚あまねです。
新年最初のゲーム開発ログとなります。
今回は前々から書こうと思っていた、「作品にかける思い」を書いていこうと思います。
『吸血天使のユニット戦線』を作ろうと思った経緯から、どのような思いで創作しているのか、どういう考えを持っているのかについて綴っていきます。
昨年末に書いた展望にも関連する部分ではありますが。
僕の創作に対する思い、その根源について知っていただけたらと思います。
目次
吸血天使のユニット戦線を作るきっかけとは?
ます、僕は最初からビジュアルノベルゲームを作ろうとしていたわけではありません。
創作自体は趣味としてやっていたのですが、やっていたのは「イラスト制作」と「小説執筆」です。
それが色々転じて、結果としてビジュアルノベルゲーム制作という道に繋がったわけです。
最初は小説として
最初は僕の趣味全開のライトノベル作品を書こうとしていました。
そして、ある程度のところまでは小説作品として執筆が進んでいました。
しかしながら思ったのです。
この作品は「ビジュアルノベルゲーム」向きの作品なのではと。
というわけで、途中からゲームシナリオの執筆へと形式を変更して書いていき、同時にキャラクターデザインなども行っていったわけです。
こうして「ビジュアルノベルゲーム」として作っていこうという方針が定まったわけです。
ビジュアルノベルゲームを作る上での考え
ではなぜ、ビジュアルノベルゲームという形式を選んだのか?
僕が手を出してきた趣味を総合すると、結果としてビジュアルノベルゲームを作るだけのスキルはあるのではないかと思ったのです。
また、「ティラノビルダー」という大変便利なゲームエンジンに出会ったのも大きいでしょう。
それと同時に、ビジュアルノベルゲームは僕にとって創作物に興味を持つきっかけであったのです。
元々本を読むのは好きでしたが、いわゆる名作といわれる日本文学や海外文学が中心でした。
そんなとき、ビジュアルノベルゲームというものに出会ったのです。
当時はお金もそんなにありませんでしたし、子供だったのでいかに安く遊ぶかというのが重要でした。
そんなとき、ちょうどインターネットの発達がめざましいタイミングで、同時に「フリーゲーム」というものも流行り始めていました。
当時は「フリーゲーム」といえば、ただで遊べるくらいの印象でしたが。
実際遊んでみて衝撃でした。
これが本当に無料なのかと。
無料とは思えないほどの情熱と面白さを感じたのです。
そこからライトノベルなんかにもはまり、今に至るわけです。
というわけで、ビジュアルノベルゲームというのは本当に僕にとって衝撃的なものだったんですね。
まさか自分で作ることになるとは当時は思いませんでしたが。
なので、ビジュアルノベルゲームにはそういう分野への入り口であるといいなと思っているのです。
更に言うと、小説作品を読むきっかけにもなればなと。
本を読むというのは、人によっては敷居が高いものだったりするので。
ただ、それで楽しさの幅が制限されるのは勿体ないかなと。
この辺はあくまで付属的な願いであるので、強く求めるものではないのですが、そういう面白い世界があるんだなと知ってもらえたら嬉しいなと。
こういう考えも、ビジュアルノベルゲームを作る上で持っているのです。
吸血天使のユニット戦線に込める思い
続いては、『吸血天使のユニット戦線』自体に込める思いについて書いていこうと思います。
全力で趣味を表現する
何を面白く思うかは人それぞれです。
どんなに戦略的に面白さを追求しても、全ての人に面白いと思ってもらうことは出来ないのです。
それに僕は趣味でやっています。
趣味だから手を抜いているということはないのですが、せっかくなら自由に創作してもいいのではと思うのです。
だったら徹底的に自分の趣味をさらけ出した作品を作ろう!
そういう思いから生まれている作品が『吸血天使のユニット戦線』なのです。
最初はイラストを趣味にしており、その後しばらく小説執筆に力を入れていましたが、僕の代表作というものはあまりなかったので、これが初めての代表作と言える作品かもしれません。
こうやって長く注力できる作品は少ないので、大切にしていきたいと思っています。
内容に込めるもの
これはネタバレ要素もあるので詳細は言えませんが、特殊な境遇である主要キャラクター達の葛藤や成長を表現したいと思っています。
誰しもが「思い通りの人生」を歩んでいるわけではないと思います。
困難はいつ来るか分かりません、何が来るか分かりません。
それでも生きていかなくてはならないのです。
そんなときに頑張ろうと思える作品を目指しています。
大層な考えであるというのは承知です。
しかし、僕自身が実際に苦しいとき、様々な創作作品によって助けられた経験があるので、僕もそういう作品を作りたいなと。
なのでわりとシリアスな内容を入れてはいますが、コミカルな部分も入れて楽しくプレイできるよう工夫しています。
結局は独自性の追求
結局は、僕らしさをどこまで表現できるかという挑戦だと思います。
好き放題作る事は創作においてはあまり推奨されないことです。
楽しく作る事と、楽しい作品を作る事は別です。
楽しい作品を作る事はかなり悩まされる作業です。
でも、それを乗り越えてでも世に出したい作品であり、僕にしか作れないものだと信じているのです。
流行を作りたい
既にある流行に自らのエッセンスを上手く加えたものが、世の中で売れる作品だと思っています。
それを承知の上で、僕は僕にしか作れないものを好きだと言ってくれる人達の「好き」を作っていきたいと考えています。
少なくとも僕は、『吸血天使のユニット戦線』のファンなので、その規模を広げていきたいなと思います。
そのための「好き」の材料をコンテンツとして生み出していきたいのです。
言ってしまうと、世の中の動向に合わせて作品を作れるほど器用ではないというのもありますが。
絶対に完成させる
最後に、これだけでは約束できます。
必ず完成させると。
五年近く経過して完成していない状態ですが、諦めるという選択肢はありません。
それだけはお約束できます。
お楽しみに♪
以上が、僕のゲーム制作にかける思いです。
本当はもっともっとたくさん書きたいことはあるのですが、それはまた機会があれば書きたいと思います。
こんな思いで作っているビジュアルノベルゲーム『吸血天使のユニット戦線』。
全力で作りますので、ぜひお楽しみにしていてくださいね。