はじめに
僕はサイトをWordPressで管理しているのですが、急にエラーが発生してのでそれについて書いておこうと思います。
テーマは『SANGO』を使用しており、子テーマをカスタムして使用するスタイルです。先日、プラグイン「SANGO Gutenberg」をアップデートしたところ、サイトにアクセスできなくなるというエラーに見舞われました。
結論から言うと、このエラーは『SANGO』テーマの仕様変更(バージョン3.0以降)により、「SANGO Gutenberg」プラグインが不要になったことが原因なのだろうと思われます。今回はこのトラブルの経緯、解決策、そして今後の対策について詳しくまとめていきます。
発生したトラブルの経緯
- プラグインのアップデート
WordPressの管理画面から「SANGO Gutenberg」の更新通知が表示されていたため、何気なく最新版にアップデートしました。 - 重大なエラーが発生
アップデート直後、サイトにアクセスすると「重大なエラーが発生しました」というメッセージが表示され、管理画面(ダッシュボード)にも入れなくなってしまいました。 - 原因の調査
公式サイトや開発者ブログを確認したところ、『SANGO』はバージョン3.0から「SANGO Gutenberg」の機能がテーマ本体に統合され、プラグインは不要となったことが判明。テーマとプラグインの間で機能が重複し、コンフリクト(衝突)を起こしていた可能性が高いです。
解決策
1. リカバリーモードでログイン
このとき僕はWordPressには、“メンテナンスモード”のような状態で限定的にログインできる仕組みがあることを知りました。
これは**「リカバリーモード(Recovery Mode)」**と呼ばれる機能で、WordPress 5.2以降に搭載された安全対策の一環のようです。
リカバリーモードは、サイトで重大なエラーが起きた際に発動し、WordPressが自動的に管理者宛のメールに特別なログインリンクを送信してくれます。そのリンクを使うことで、問題のあるプラグインだけを無効化し、安全に管理画面へアクセスできるようになります。
僕の場合もこのモードが発動していて、メールに記載されたリカバリーモードのリンクからログインすることができました。
2. プラグインの無効化
管理画面に入れたことで、[プラグイン] → [インストール済みプラグイン]から「SANGO Gutenberg」を無効化・削除。これによりエラーは完全に解消しました。
今後の対策
■ アップデート前に公式情報を確認する
特にメジャーアップデート(3.0など)の際は、機能の統廃合が発生する可能性があるため、公式のリリースノートやブログを確認してからアップデートするよう心がけます。
■ バックアップも必要かも
バックアップに関してはあまり気にしてなかったのですが、せめて方法くらいはあらかじめ調べておいた方が良いかもしれませんね。
レンタルサーバーの設定関係から出来るのかな?
■ 子テーマ運用の継続
僕はSANGOの子テーマを使っており、親テーマを直接改変しないというのは問題を最小限に抑える上で役立つのではないかと思います。
今後も子テーマでの運用を続けていきますね。
参考情報
以下の情報が役に立ちました。
- SANGO 3.0のアップデート方法と注意点(nojihata.com)
- SANGO 3.0リリース情報(公式ブログ)
- SANGOのテーマ更新情報一覧
- WordPress リカバリーモードについて(公式ドキュメント)
おわりに
SANGO 3.0については以前からその存在を認識していたのですが、そもそも3.0になっているのかどうかも分かっていなかったので、今回何とか3.0に更新できて良かったです。
かなり使いやすくなっているので、更新おすすめです。
ただ、変わっている部分とかも多いので、更新後に崩れている部分の修正などは必要になるかと思います。