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ログ030「ウォーターマークの活用などについて」

焼魚あまねです。

今回は、最近話題になっているウォーターマーク関連のお話について考えなどを書いていこうと思います。

X(旧Twitter)の規約改定に伴い、Xのポストに関してはAI学習に同意したものとして、使用される可能性が出てきたようです。
ただ、これに関する情報は様々ありまして、分からない部分も多いのです。

なので個人的には、これまでと変わらない対策は継続し、それに加えてウォーターマークも活用するというスタンスをとることとします。

理由や考えについて、書いていきますね。

ネット上の出す以上、学習される可能性はある

今回はXでの規約改定ということで話題になっていますが、他のネット上のサービスでAI学習について明言していないものもあったり、今後どうなるかは分かりません。
また、悪用する人も技術を身に付けて様々な方法で他人の所有する画像を学習に使ってくるかもしれません。
それは意図的にかもしれませんし、意図せずそうなる場合もあるでしょう。

インターネットというのは繋がることに意味があり、そこに画像を投稿する意味は、見てもらうことにあります。
ゆえに、投稿した時点で見てもらうということに関しては許可を出しているということになるでしょう。

AI学習というのはその先にあるもので、言わばランダムに得た情報を加工する技術であり、そこに多少なり人の指示も加えられるというものです。

これまで、加工や転載に関しては、人々の良心に委ねられ、度が過ぎれば公式に指摘がなされるという事で、対応されてきたかと思います。

しかしながら、AI学習はその看過できない領域のものを容易に生成できるようにしてしまい、使用者のモラルや法律も追いついていないというのが現実です。

僕としては、これらの問題はすぐに解決するものではないと考えます。
かつてネット上での著作物の扱いが非常にカオスだった時代がありましたが、それらが当たり前に守るものとして認識されてきたのは、そんなに昔のことではないように思います。

よって、インターネットに画像を上げる以上、リスクはあると考えます。

ウォーターマークを採用する理由

さて、ウォーターマークを採用する理由ですが、いくつかあります。

一つは、話題になっているからです。

安直な感じにも思えますが、話題になったときに対応したという事実が重要であると思います。
先に述べたように、ネットに画像を上げる以上リスクはあります。

さらにXではAI学習に使用すると規約にあるのですから、画像を上げないというのが一番の対策ではあります。
しかし、僕自身はXの利便性を好んでいて、使い続けたいので対策しつつ使おうという感じです。

二つめの理由は、もちろんAI学習対策です。

これは正直効果に関してはなんとも言えません。
無いよりは良いかなって感じです。

実際、自分のイラストなどの特徴を学習されたとして、本当に部分的な再現であれば見抜けませんし、活用されても何の影響も無いかも知れません。
AI学習で問題となっているのは、かなり忠実に再現されて、その権利を他者に主張されたときなどでしょう。
イメージ戦略やビジネスに直結する場合の損失は計り知れません。

現状、僕の場合そういうケースになる可能性は低いと考えていますが、ウォーターマークをつけておけば、意図的に狙われる確率も下がるだろうと考えます。

あとは、上にも関連しますが、無断転載などの防止のためです。

AI学習によって、その画像を自分が生み出したという証明が難しくなってきたということですね。
クリエイターであれば、これまでもサインを入れるなどの対策はしてきたと思います。

このような理由から、ウォーターマークを採用するに至りました。

他にも理由を挙げようと思えば思いつくとは思うのですが、概ねこんな感じです。
AI反対、とかではなく、現状法整備や環境に不備があるから備えようって感じですね。

使用方法について

このような画像をXに上げたのですが、一応こんな感じでウォーターマークを用意しています。
キャラの顔面につけてるのは極端な例ですが、左下みたいに透かして使うことが多いかも知れませんね。

これに加えて僕の手書きサインも追加します。
これも、少し画像にかかる感じにします。

使用場所は、X、YouTubeチャンネル、pixiv、当公式サイトあたりでしょうか。

なるべくしっかり見て欲しい場合は、見やすさを調整するなどして、主にこの公式サイトかpixivなどで上げるかも知れません。FAなどはもしかすると、無加工で外部サイトの活用をする可能性もあります。

あと、僕はゲームを作っているのですが、ゲーム中のイラストには入れない予定です。
ゲームはゲームでそれなりにプレイヤーのリテラシーは高いと信じているので。
当然必要な注意書き等はする予定ですが。

おわりに

正直、個人単位で僕くらいのレベルではそこまで心配しなくても良い話題なのかも知れませんが、クリエイターとして少なからず信念を持ってやっているので、対応したいなということで今回のような行動を行いました。

今後、状況に応じて変わる部分もあるかと思いますが、一応当サイトおよび僕個人の考えを書かせていただきました。ご理解頂ければと思います。