放送大学に社会人として10月に編入し、一ヶ月が経過しました。
この新しい学びの環境での体験を、社会人の視点からメリットと課題の両方に焦点を当てて振り返ってみたいと思います。
1. 放送大学への編入を決めた理由
第1回の記事でも触れているのですが、放送大学に編入した経緯について少し書きます。
僕が社会人として学び直しを決意した理由はいくつかありますが、主に「学ぶことを楽しみたい」「成長の糧にしたい」、そして「純粋に学問への興味」が理由です。
学ぶことを楽しみたい、というのは厳密にはもう少し難しい事を学び、それを扱い考えることを楽しみたいということです。
もちろん、これまで学んできた様々な知識は存在します。
しかし、その範疇で日々の生活を、この世界を生きていくのは少し物足りなく感じてしまったのです。
成長の糧にしたいというのは、単純に成長したいという気持ちによるものです。
歳を重ねていき、代わり映えのしない生活を送っていると、成長する機会や成長を確認する機会が減ってしまうので、その対策のようなものです。
純粋に学問への興味というのは、子供の頃のあったような好奇心をこれからも維持したいという感じでしょうか。
ただ社会人をしているだけでは得られない、まだ知らない世界を探求したいのです。
放送大学を選んだ理由はシンプルです。
「学費の安さ」と「学びやすさ」が大きなポイントでした。
特に社会人にとって、学費の負担が軽いことは重要な条件ですし、自分のペースで学習できる環境は非常に魅力的でした。
さて、このような決意で入学した大学の生活。
一ヶ月経ってどうだったのか?
2. 編入から一ヶ月間の学習体験
編入してから一ヶ月間、初めての授業や教材に触れましたが、感じたのは「必要なものは揃っている」という安心感です。
教材はしっかり構成されていて、どのように進めていけばよいかが分かりやすくなっています。
難易度も、何とかついて行けるかなといった所です。
しかし、オンライン学習ならではの難しさもありました。特に時間管理は、仕事との両立を図る上で大きな課題でした。
学習習慣を身につけるのは想像以上に難しく、仕事の都合に左右されがちな自分を律する必要がありました。
毎日のスケジュールを柔軟に組みつつ、学びの時間を確保することが求められます。
正直、毎日どれだけやれば良いのかというのを計算してみたのですが、最低でも2時間程度必要という計算になりました。ですが、実際そこまで出来ていません。
コンスタントに2時間は結構大変です。
仕事のスケジュールの関係上、出来るときにある程度まとめてやるというスタンスになると思います。
ただ、これにも問題はあって、知識が定着しづらいのです。
そこで僕は考えました。
簡単に取り組めることを毎日やり、時間のかかることを休日にやろうと。
具体的には、テキストの読み込みを毎日やります。
これは結構簡単です。
そして、時間のかかる授業の視聴を休日にまとめてやるのです。
先にテキストで内容を確認してから授業を受けるので、授業中に動画を止めて考える回数が減り、授業を受ける時間が結果として減るのです。
もっと良いやり方があるかも知れませんが、今の所はそんな感じで進めていくことにしています。
3. 社会人としての視点から見た放送大学の魅力
社会人の視点から見た放送大学の最大の魅力は、その「自由な学習スタイル」です。
この自由さは、自分の目的に向かって無駄を減らし、効率よく学べるという点で役立ちます。
学びの管理も、まさに仕事のプロジェクトマネジメントのように進める感覚です。
さらに、働きながら学ぶことには多くのメリットがあります。
日常業務では得られない新しい視点を持てることや、仕事以外で自分を評価できる機会が増えることで、自己成長の実感を得ることができます。
もちろん、通信制ではない大学とは異なる部分が多いのですが、通信制=簡単という意識で入学してしまうと、大変なのではないかなと思います。
4. 直面した課題と今後の目標
学習を続ける上で一番の課題は、モチベーションの維持です。
僕の場合、学ぶことを「楽しむ」ことを重視しています。もし楽しめないと感じたときは、無理に続けるのではなく、一度立ち止まって方針を変えることを意識しています。
続けられないというのは、自分に合っていない可能性があります。
継続することはそれはそれで褒められることかも知れませんが、結果を出すことを考えると、工夫を凝らし続ける継続の方が良いのだろうと思います。
今後は「最低限の学びを継続し、達成する」ことを目標にし、その中からより良い学び方を見つけたいと思っています。
少しずつでも積み重ねていくことで、新しい気づきや発見を得られることを期待しています。
5. 放送大学で学びたい社会人へのアドバイス
これから放送大学への編入を考えている社会人の方に伝えたいのは、「学ぶのは簡単ではない」ということです。
仕事や家庭の都合に左右される中で、学習を続けるのは容易ではありません。
しかし、「学ぼう」という意志を持ったこと自体が大切な一歩です。
その意志を尊重し、少しずつでも前に進んでいけば、きっと学びの喜びを感じられるはずです。
最後に、効果的な学び方としては、スケジュール管理を徹底することと、時には楽しむことを優先する柔軟さを持つことがポイントです。
あなたの学びが実りあるものになることを願っています。
6. おわりに
放送大学編入から一ヶ月経過した感想です。
早めに出願して、結構余裕だと考えていたのですが、意外と課題が多いなというのが印象です。