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なぜLaTeXを導入しようと思ったのか
放送大学に入学し、自然と環境コースを選択したことがきっかけで、LaTeXの導入を決意しました。
このコースは理系分野に属しており、今後数式を含むレポートや論文を書く機会が増えると予測されます。
さらに、一部の情報によれば、レポート作成にはLaTeXの使用が推奨されているという話もあり、より効率的かつ美しく文書を作成するために、LaTeXの使い方を学ぶことにしました。
名前くらいは以前から聞いたことがあったLaTeXですが、使ったことはありませんでした。
そもそもどのようなものなのかも知りませんでした。
学生の頃、レポートを書いたり論文を書いたりもしたのですが、LaTeXでの指定はなく、使い方を教わる機会もなかったのです。なので、当時は主にWordで書くことが多かったですね。
なので、新たにLaTeXというものを使い始めることには、とても興味が生まれています。
LaTeXの導入手順
使用する教本と参考サイト
まず、LaTeXの学習に際しては、「LaTeX超入門 ゼロからはじめる理系の文書作成術」という教本を用意しました。
ネット上のはLaTeXの使い方に関する情報が多くあるのは知っていますが、一応書籍という形でも欲しいなと。
調べるとこの本が有名そうなので、これを選びました。
これに加えて、インターネット上のリソースも活用しています。
特に、岐阜大学のサイト(こちら)では、Windows環境でのTexliveのインストール手順が詳しく解説されており、大いに役立ちました。
Texliveのインストール
Texliveのインストールには、複数のインストール方法があり、カスタムでのインストールも可能です。
おそらく一般的にはbasicかfullschemeを選ぶのではないかと思います。
僕はまずfullschemeでのインストールを試みました。
しかし、インストールに非常に時間がかかる上、途中でエラーが発生することがあったため、basicに切り替えることにしました。
fullschemeだと、7.5GBくらいあった気がします。
ネット環境を整えたとはいえ、かなりの容量です。
基本的なパッケージが揃っていれば、必要な機能は十分にカバーできるため、basicで十分だと判断しました。
LaTeXエディタとしてのVSCodeの導入
VSCodeは、LaTeXの編集に非常に便利なツールです。
僕はVSCodeにLaTeX関連の拡張機能を導入し、さらにCloud LaTeXを利用することで、オンライン環境でもLaTeXの編集が可能になりました。
Cloud LaTeXの登録も簡単で、どこからでもアクセスできる環境を整えられたことに満足しています。
VSCode自体は、以前少しだけpythonでプログラミングを試したときに導入していました。
最近はVSCode以外にも便利なエディタがあるようなのですが、しばらくはVSCodeを使っていきたいと思います。
Cloud LaTeXは僕が購入した教本に載っていたので知りました。
既存のLaTeXよりも直感的に使えるようですね。
WEB上で使えるというのがメリットでしょう。
僕はVSCode経由で使うので、もしかすると直接Cloud LaTeXを使うことはあまりないかも知れませんが。
「アカリク」のサイトから登録が可能で、無料で使うことができます。
アカリクは理解専門の就活サイトのようですね。
アカリクへの登録と、Cloud LaTeXのみの登録があります。
Cloud LaTeXを使いたいだけの場合は、Cloud LaTeXのサイトから登録できます。
エラーへの対処:nag.sty
が見つからない場合
VSCodeでLaTeXを利用する際に遭遇したエラーについても触れておきます。
具体的には、File 'nag.sty' not found.
というエラーメッセージが表示されました。これは、nag.sty
というスタイルファイルが見つからないことを意味しており、Texliveのパッケージマネージャーを使ってこのファイルをインストールすることで解決しました。
正直、nag.sty
がどういうものなのかは理解していません。
ただ、CloudLaTeXで新たにファイルを作成したとき、テンプレートを使用したのですが、その記述にnag.sty
を使用する記述があり、そのパッケージが見つからないというものでした。
おそらくTexliveのbasicインストールには入っていなかったのでしょう。
エラーが発生する原因としては、Texliveのインストールが完全でなかった可能性や、特定のパッケージが不足していることが考えられます。
この問題が解決できたので、今後も不足しているパッケージがあれば、適宜インストールして対応していく予定です。
本当にたくさんのパッケージがあるので、専攻分野や表示させたいものに合わせてどんどんパッケージを追加していく必要があるようですね。
管理者権限でのインストールの必要性
Texliveのインストールを行う際、basicなインストールでもエラーが発生しました。
調べたところ、インストールを「管理者権限で実行」する必要があることが判明しました。なぜ管理者権限が必要なのかは不明ですが。
最初はインストール容量がfullschemeだと大きいため出たエラーだと思っていたのですが、basicでも再現性があったので、そうなのだろうと思います。
自身のPC環境などによる影響もあると思うので絶対にそれが原因だと断定するのは難しいのですが。
まとめ
今回はレポート作成や論文作成に備えてLaTeXの導入をしてみました。
TexliveのインストールやVSCodeの設定など、初期段階でいくつかの問題に直面しましたが、それぞれ解決策を見つけることができました。
今後もLaTeXの学習を進め、放送大学でのレポート作成や論文執筆に役立てていきたいですね。
またLaTeXの使用で問題が起きたら、記事にしてみようと思います。