人生の時間は有限です。
今回はその有限である時間を有効に使うため、RTAという考え方を導入してみようという試みについて考えてみたいと思います。
RTAとは何か?
RTA(Real-Time Attack)とは、主にゲームのプレイにおいて、可能な限り速くクリアすることを目指す行為を指します。タイマーを使い、ゲームのスタートからエンディングまでの時間を計測し、その短縮を競う競技です。プレイヤーは最速のルートや技術を探求し、練習を重ねて最短時間でのクリアを目指します。
ゲームにおける時間を競うものはいくつかありますが、こちらは一般的なプレイ方法、つまり、ツールを使用しない方法になりますね。
ツールを利用するものはTAS(tool-assisted speedrun)と呼ばれます。
人生をRTAするとは?
人生をRTAするという思考は、日常生活や人生そのものを効率的かつ迅速に進めることを目標とする考え方です。仕事や学業、趣味、さらには人間関係においても、無駄を省き、最短距離で目標を達成することを重視します。
人生RTAのメリット
- 効率的な時間管理
人生をRTAすることで、時間の無駄を減らし、効率的な生活が送れます。目標達成に向けて最適なルートを見つけることで、より多くのことを短時間でこなすことが可能です。 - 明確な目標設定
目標を明確にすることで、何を優先すべきかがはっきりし、行動がブレにくくなります。これにより、日々の行動が計画的になり、成果を上げやすくなります。 - 自己成長の促進
効率を追求する過程で、自己分析や改善点の発見が進み、自己成長が促されます。新しいスキルの習得や知識の増加も期待できます。
人生RTAのデメリット
- 過度のストレス
常に効率を追求することは、精神的なストレスを引き起こす可能性があります。休息やリラックスの時間が不足すると、長期的には健康に悪影響を及ぼすこともあります。 - 人間関係の希薄化
効率を重視するあまり、人間関係が疎かになることがあります。特に、家族や友人との時間を犠牲にすることが多くなると、社会的な繋がりが希薄になるリスクがあります。 - バランスの喪失
人生の全てを効率的に進めることは現実的ではなく、バランスを取ることが重要です。趣味やリラックスの時間も大切にすることで、全体的な幸福感が得られます。
効率的な人生RTAの実践方法
- SMARTな目標設定
目標はSpecific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Relevant(関連性がある)、Time-bound(期限がある)であるべきです。このフレームワークを使うことで、実現可能な目標を設定しやすくなります。 - 優先順位の明確化
何が最も重要かを明確にし、優先順位をつけることが重要です。ToDoリストやカレンダーを活用し、重要なタスクから取り組むようにします。 - 定期的な見直しと調整
計画や目標は定期的に見直し、必要に応じて調整します。状況や環境の変化に柔軟に対応することが、長期的な成功につながります。
まとめ
人生をRTAするという思考は、効率的な時間管理と明確な目標設定を通じて、自己成長を促進する一方で、過度のストレスや人間関係の希薄化といったリスクも伴います。バランスを取りながら、自分にとって最適な方法を見つけることが重要です。効率と幸福感の両立を目指し、充実した人生を送るための一助となるでしょう。
これは極端な思考ですが、無為に時間を過ごしていたり、成果を出せないと感じる場合には、有効に働くかも知れません。
効率よくするというより、実行を速めるという意識が重要で、それにより試行回数が増えることは結果として自身の成長を早めることに繋がるだろうと思います。