今回は、RPGツクールMZを購入してしばらく経ったので、使用感等をレビューしてみようと思います。
選定理由:最新性とコミュニティの活動性
RPGツクールMZを選んだきっかけは、RPGツクールシリーズで最新のものであり、Steamのセールで手頃な価格になっていたことです。
また、RPGツクールMZで制作されたゲームが増え、話題になっていることも魅力的でした。
これらの要素が合わさり、自分自身でゲームを作成する動機となりました。
直感的な機能と操作性
RPGツクールMZの魅力の一つは、プログラミング知識がほとんどなくても、GUIを通じて直感的に操作できる点です。
一部レビューには、それでも序盤で投げてしまい、ゲームが完成しないなどの意見もありますが、アイデアさえあれば問題ないと思います。
恐らく、ツールがあればゲームを作ることが出来ると考えている人の意見だったのでしょう。
ツールはあくまでツールです。
作る側のアイデアなしには作ることは出来ないのです。
ですが、ツールとしては申し分ない性能だと考えます。
特にプレビュー機能は、作成したゲームの確認を容易にします。
小まめにプレビュー出来るので、ゲームが完成してから試しプレイなどという工程では無く、少し作り進めたら確認の意味でプレビュー。
気になる部分があればすぐに修正、とできるのは非常に良いです。
ティラノビルダーと比較して、RPGツクールMZはRPG専門の機能が充実しており、特に変数管理やマップ機能が直感的に操作できることが大きな違いです。
変数の管理は最初難しいなと思う部分もありましたが、慣れてくると非常に便利です。
学習プロセス
RPGツクールMZでの学習は、主にトライ&エラーで行われました。
基本操作に関しては、公式サイトを参照し、具体的な実装では自身で様々なことを試しながら進めています。このアプローチにより、効率的に学習を進めることができました。
個人やサークル単位でRPGツクールMZに関する様々な使用方法の説明などをされているサイトも多くなるので、情報が足りなくなることはほぼ無く、どうしても情報が見つからなければ、詳しい方に聞くことも可能です。
それは今なお活発に使用されているツールだからこそですね。
基本機能の活用
キャラクター作成機能は特に印象的で、その簡単さと分かりやすさに驚きました。キャラクタージェネレーターは、特にデザインにこだわりがない場合、非常に便利なツールです。
現在制作中のゲームでは、これらの基本機能を駆使して、自分のアイデアを形にしています。
カスタマイズ性と拡張性
まだスクリプトには手を出していませんが、メニューデザインの変更など、いくつかのプラグインを導入してカスタマイズを試みています。
これにより、ゲームに独自性を持たせることができます。
プラグインに関しては、調べるといくらでも出てくると思います。
導入もダウンロードしてプラグインのフォルダに入れ、任意のプラグインを有効にするだけです。
プラグインの種類によってはゲームの構造を大きく改変するものもあるので注意が必要ですが、多くは無効にすれば元の状態に戻ります。
プラグインは公式のもの以外に有志の方が作られたものがあります。
時折アップデートされたり、バグの修正などがされることがあるので、その辺りもチェックすると良いかもしれません。
ともあれ、プラグインはRPGツクールMZの可能性を大きく引き上げるものですので、こだわりのあるゲームを作るのであれば導入必須といった印象です。
制作上の課題と解決策
制作過程で最初に直面したのは基本操作の理解でした。
公式サイトの情報をあらかじめ読んでおくこと、ループの扱いや判定の仕様など、細かい部分での試行錯誤が必要でした。
意外と見落としがちかもしれませんが、公式サイトの情報は最低限読んでおく必要があると思います。
直感的に操作できるとはいえ、ツール特有の仕様も少なくはないです。
これらの課題は、インターネット上のリソースを参照したり、自分で様々なパターンを試すことで解決しました。
トライアンドエラー、大事ですね。
総合評価と今後の展望
RPGツクールMZは予想以上に使いやすいツールで、初心者から経験者まで幅広く対応できる柔軟性と機能性を持っています。
基本的なゲーム構造を作り上げた後、細かい仕様を追加していくことで、こだわった作品も制作可能です。RPGツクールMZはそのような実験的な試みに最適なツールであると感じています。
時々セールしているみたいなので、興味があればぜひ買ってみましょう。