今日、鳥山明先生の訃報を受け取りました。
僕自身は、鳥山明先生の漫画をしっかり読んだことがありません。
理由としては、好みのデザインではないからなのですが、それとは別に鳥山明先生のキャラクターデザインが優れていることは理解しています。
ややこしいのですが、好みのデザインではないけど魅力的なのです。
ちゃんと見るものを引き込む特徴があり、それでいて無駄のないデザイン。
描き込みが少ないようでいて、細かい部分では恐ろしい描き込み密度であったりと、デザインにおけるバランスが絶妙で、安易にこういう言葉は使いたくないのですが、「神」と言いたくなるような素晴らしいデザインです。
ドラゴンボールなどを読んでいない僕ですが、ドラゴンクエストモンスターズ2の攻略本はよく読んでいました。
攻略本は、ゲームソフトをあまり買えない僕にとってとても楽しいもので、中でもたくさんのモンスターデザインに溢れたこの作品の攻略本は特別でした。
何度も書きますが、好みのデザインからは少し離れたデザインなのです。
ですが、引き込まれる。
モンスターなのですが、単に敵として恐ろしいというイメージだけでなく、何と言いますか愛嬌のあるデザインで、当時は本当にわくわくしながら各デザインを見つめていました。
特にキラーマシンというキャラクターが好きでした。
キラーマシン。
どう考えても恐ろしい名前なのに、見た目はどこか可愛らしさもあって、でもちゃんとキラーマシンという名前に合ったデザインで不思議な感覚を覚えたものです。
今回書きたいのは、もちろん鳥山明先生の訃報についてもそうなのですが、素晴らしいクリエイターが亡くなられる情報が流れてくる度に、思うのです。
やはり時間は有限であると。
メメントモリですね。
普段から時々考えはします。
しかし、こうしてクリエイターの方が亡くなられると、よりそれを強く感じるのです。
ですから、元気なうちに、そして今この瞬間も、動ける間にもっと作らなくてはと思うのです。
僕の創作速度はとても遅いです。
そこを無理に速くしようとは思いませんが、でも足りないなとは思うのです、速度が。
クリエイターが亡くなることでこういうことを意識するのは心苦しくもあるのですが、それでもこういう大切なことを思い起こすきっかけにはなると毎度思います。
これからも鳥山明先生の作品は生き続けるでしょうし、僕もこれから触れる機会があるかも知れません。
素晴らしいクリエイターが亡くなることは残念ですが、少なからず影響を与えてくださった先生に感謝します。
ありがとうございました。
ご冥福をお祈り致します。