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「これからの創作について考える~創作への思いと現代の変化~」

今回は、これからの創作について考えてみたいと思います。

元々僕は創作というものに楽しみを見出していましたし、これからももっと楽しい世界になれば良いなと考えています。ですが、昨今の様々な事情を見聞するに、もっと考えなくてはならないのかなと思う次第です。

創作を取り巻く環境は刻々と変化します。それは良い部分もあるのですが、悪い部分の影響は良い部分を崩壊させるほどに大きいように思えます。

挙げるときりがないので、今回はいくつかのキーワードを元に僕の考えをまとめていきます。

創作とは何か? – 創作の本質に迫る

キーワードは「創作とは?」「AI」「視点」です。

まずは一つ目。

「創作とは?」

創作とは何でしょうか?それは言葉通り、何かを作り出すことです。これにはかなり広い意味があり、あらゆるものを創作と位置づけることができるでしょう。

ただ、今回に限っては主にクリエイティブなアイデアを元に生み出されるストーリーやデザインなどと考えましょう。例えば、小説・詩・音楽・漫画・ゲーム・彫刻・絵画など、芸術的なものです。極端な話、それがなくても生きてはいける。というようなものです。

実際にはそれらを愛する者にとって、なくてはならないものであったりするわけですが。

つまり創作とは、人生においては補助的な役割を持つものであると言えるでしょう。

軽んじるわけでも、崇高だと重んじるわけでもありません。どちらでもあり、どちらでもない。フレキシブルというか、自由なものが創作であると思っています。

もちろん、そこに命をかけることも出来ますし、軽く消費することも出来ます。ただ、作り手にとっては大抵の場合少なからず思い入れのあるものとなるでしょう。

というわけで、「創作とは?」という問いに完全な答えなどない。答えがないことこそが、創作の可能性を広げ、それでいて人々の心を動かすということにこそ、創作らしさというものが凝縮されているのだろうと思います。

「創作よ自由であれ」

AIの影響と創作への新たな挑戦

次に、「AI」についてです。

自由であれと書きましたが、そこで出てくるのがこの問題です。

昨今「AI」の進化はめざましく、僕自身も生活の中で、また創作活動の中で活用しています。

しかし、使い方のガイドラインや法的な整備は充分とは言えません。それが悪いとも思いませんが。要は、新しい技術が生まれるとき、どうしても技術が先行して、使用者のリテラシーなどは浸透するのに長い時間がかかってしまうのです。

それでも、超えてはいけないラインというのはあると思っています。

生成AIで様々なデザインを出力出来るようになりました。しかし、他人の著作を侵害してしまうようなデザインすら生成できてしまう。

僕はキャラクターデザインやコンセプトアートをメインに学んでいますが、他人のデザインを参考にすることと盗用することの違いをよく理解しています。なので、意図的に他人のデザインをインプットして生成されたものに関しては問題であるとしか言いようがありません。

では、そうでない場合はどうか?生成AIの学習に使われたデザインの全てが、クリーンで著作権のないものであるというのは調べようがありません。そうであるという前提で考える他ありません。

ただ、デザインとは、目的を持って行われます。他人のデザインを改変したものは、「他人のデザインを改変したもの」でしかありません。何が言いたいかというと、なぜそのデザインにしたのかという点に対し、明確に説明が出来ないケースが多くなるということです。

生成AIは目的のデザインに近しいものを生成できますが、デザインするという既存の手法からは逸脱したものであると考えます。生成AIアーティストの方々は、それはそれで卓越した技術の持ち主なのでしょう。だとしても、出力したそれを「私が描きました」と主張するのは根本的に間違っていると思います。

クリエイターとしての視点 – 創作における独自性の追求

次に「視点」に関してです。

これは創作全般についての僕の視点についてです。つまりクリエイターとしての視点です。

正直、僕は最強のクリエイターだと思っています。こういうことを書くと誤解されそうなので、ちゃんと説明しますが。

まず僕は僕が作りたいものを知っているということです。ですから、僕はただひたすらにそれを作り続けます。

その間に、世の中で著作権やAIなど様々な問題でSNS等が炎上していようが、僕のやることは変わりません。生成AIに関しても、僕が作ろうとしているものは、例えばデザインなら線の一本ですら自分の考えの基に生み出されなければ納得しません。シナリオも、1文字単位でこだわりがあります。

つまり、正直生成AIがどうなろうと、僕の創作を模倣することは不可能であり何の脅威でもないのです。

なので、こういう風に問題として挙げ考えを書いていることすら、一つの実験のようなものでしかないのかも知れません。ただ、今回に限っては一度自分の考えをまとめる必要があるのかなと。それほどまでに、世の中に出回っている「マイナス要素」のトピックが問題であると思ったのです。

技術の進歩は速いですが、人間はそうもいきません。変わらない人は一定数存在してしまう。それが人間の悪い意味での多様性なのかも知れません。

ある意味では諦め、そして対策をし、前向きに創作と向き合うしかないのだろうと思います。