はじめに
キャラクターデザインは、ゲーム、アニメ、漫画など多くの創作活動で重要な要素です。
この記事では、魅力的なキャラクターをデザインするための秘訣を紹介します。
基本要素
個性
キャラクターには独自の個性が必要です。これには、外見だけでなく、性格や背景も含まれます。
個性というと特徴的であったり、目立つ要素であると考えがちですが、必ずしもそうではありません。
要はそのキャラクターがそのキャラクターたり得る要素を持っているとかというのが重要です。
コンセプト
キャラクター作成の初めに、そのキャラクターが何を象徴するのか、どのような役割を果たすのかを明確にしておくと良いです。
上記の個性にも関連しますが、なんのために存在するキャラクターなのか、どういう部分を見せたいのか、どう思わせたいのか、そういったコンセプトに沿ってキャラクターを生み出すと効果的です。
魅力と覚えやすさ
アイコニックな要素
キャラクターに一つでも印象的な要素を加えることで、覚えやすく、愛着が湧きやすくなります。
ここは先に述べたところと矛盾しそうですが、分けて考えましょう。
キャラクターの持つ役割は確保しつつ、その上で見るものを引き込む魅力を付与するのは効果的です。
また覚えやすさも意識しましょう。
そもそも覚えて貰えなければ愛着も持って貰えません。
例えば、名前を「あsdfghjk」とするより「山田太郎」の方が覚えやすいでしょう。
これは極端な例ですが、例えば炎を駆使するキャラクターなら「灯火ほむら」など、少し分かりやすすぎるくらいが良いでしょう。
極端な話、仮に「山田太郎」だったとしても、そのキャラクターがもつ役割をしっかり果たしたならば、名前も含めて愛着を持って貰えるはずです。
立ち位置に応じたデザイン
主人公、悪役、サポートキャラクターなど、キャラクターの立ち位置に応じて適切なデザインが必要です。
例えば、主人公は親近感が湧くデザイン、悪役は威圧感のあるデザインが効果的です。
これはミスリードにも使えます。
すごくいい人そうなのに悪役とか、悪そうなのに実は水面下で助けてくれていたキャラクターだったとか。
そういうのも含めて、適材適所なキャラクターを生み出すのが良いでしょう。
キャラクターの動向を追っていて、一番困るのは「それっぽくない」「納得出来ない」という部分です。
下手に複雑化させるよりは、ストレートなキャラクターを突き詰めた方が効果的だったりします。
まとめ
キャラクターデザインには多くの要素が影響を与えます。
しかし、その中でも個性とコンセプトは最も重要な要素です。
とりあえず用意したキャラクターほど魅力のないものはありません。
逆に、見るものを納得させるものがあれば、そのキャラクターは魅力的に映るでしょう。